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夜更かしのワナ
今の日本人の生活は、どんどん夜更かし型(夜型)が増えているといわれますが、実はこれが、睡眠の質を悪くするもっとも大きな原因であることがわかってきました。そこで今回は夜更かしすると体にはどんな変化が起こるのか、睡眠のメカニズムを述べながら紹介します。
内的脱同調が起きやすくなる 私たちの体には体内時計が備わっており、24時間より長い周期を刻んでいること。そして、その周期は、太陽の光を浴びることでメラトニン(眠り物質)の分泌が止まり、24時間に調整されていることは、幾度となく述べてきました。つまり、朝の光は、24時間より長い生体時計の周期を短くしていると言い換えることができますが、その逆に、夜になってから明るい光を浴びてしまうと、24時間より長くなってしまいます。メラトニンが分泌されず、生体時計がまだ昼だと勘違いしてしまうためです。 つまり、私たちが簡単に夜更かしできるのは、もともと24時間より長い生体リズムを持っているためで、さらに夜中まで起きてしまうのは、夜になっても暗くならない明るい光のせいであることが多いのです。 しかし、安易に夜更かしを続けていると、地球時間と生体時計の間にズレが起こるため、夜眠りにくく、朝なかなか起きられないという現象が起きやすくなってしまいます。そして、翌朝、朝寝坊して朝の光を浴びそこなってしまうと、そのズレはさらに大きくなり、地球時間と同調しなくなってしまいます。このことを内的脱同調(自由に動いているのでフリーランともいう)といます。この状態を放置しておくと、やがては昼夜逆転状態になることも。 昼夜逆転は、通常の生活が送りにくくなるため、それだけでも大きな問題ですが、問題はそれだけではありません。覚醒睡眠のリズムは体温のリズムやホルモンのリズムなどにも影響しているため、内的脱同調を起こすと、覚醒睡眠のリズムと体温のリズムとの相互関係が破綻し、眠りの質を低下させたり、体調を崩す原因になってしまいます。
つつがなく過ごすの語源

つつがないやつつがなくの「つつが」は、 病気や災難を意味する「恙(つつが)」で、漢字では「恙無い」「恙無く」と書く。 「つつが」と同源で、「病気になる」「差し障りがある」などを意味する動詞「恙む(つつむ)」の名詞形「恙み(つつみ)」もあり、「つつみなし」という言い方もあった。 また、「恙む」は障害にあう意味の「慎む」「障む」などと同源で、これらは「包む」と同源である。

つつがないの語源には、「ツツガムシ」という虫が病気の原因となることから、「つつがない」という言葉が生まれたとする説もあるが、「つつがなし」よりも後に見られる「ツツガムシ」の名を語源とするのは、少しおかしな俗説かもしれない。

つつがむし病
つつが虫病の原因菌はツツガムシというダニがもつリケッチアで、ツツガムシに草むらなどで刺される(吸着される)と、菌が体内に入って発症します。  治療が遅れると重症となり、死亡することもあります。感染しやすい時期はダニの活動する春〜初夏と秋〜初冬の2つの時期で、最近は毎年500人程度の報告があります  
症状の現れ方
刺されて5〜14日の潜伏期ののち、39℃以上の高熱とともに発症し、皮膚には特徴的なダニの刺し口(かさぶた)がみられ、その後数日で体幹部を中心に発疹が出ます。発熱、刺し口、発疹は主要3徴候と呼ばれます。  倦怠感(けんたいかん)、頭痛、刺し口近くのリンパ節あるいは全身のリンパ節の腫脹(しゅちょう)も多くみられる症状です。重症例では播種性(はしゅせい)血管内凝固症候群や、多臓器不全で亡くなることもあります。
衛生的な寝具でお休み下さい